製品概要
DEA誘電分析装置-イオン粘度計 見えない樹脂反応の可視化!
誘電計測によるポリマー硬化モニタリングは、もともと米国MIT(マサチュセッツ工科大学)で開発された熱分析技術で、多様な樹脂材料の硬化状態を特定化するための手法です。 樹脂の反応プロセスをリアルタイム・オンラインで高感度な誘電計測(DEA)を行い、レジンフロー、粘度変化、ゲル化、硬化度や反応終端などを解析し、材料開発から品質保証・品質管理、成形プロセス現場まで有効利用することができます。 従来の熱分析装置(DSC、DMAや動的粘弾性測定・レオメータ等)の手法では得られない樹脂反応の知見を提供することができ、既に世界中で1000社以上の民間企業(素材の供給業者や最終製品製造業者など)や大学・研究機関での納入実績があります。 この誘電キュアモニター「LT-451/LTF-631/LT-439」は非常にコストパーフォーマンスに優れたポリマー硬化自動測定装置で、用途に応じた多様な誘電計測センサを利用することができ、数秒間の高速反応から長時間の反応まで連続測定が可能です。デモ機による貴社サンプル試験にも対応していますのでお気軽に申し付け下さい。
製品ラインナップ
LT-451シリーズ(汎用キュアモニター)
LT-451モデルは、材料研究開発から生産プロセスまで多様な樹脂材料に適用できる汎用的な誘電キュアモニターです。
- ワイドな周波数領域(0.001Hz~100KHz)でマルチ周波数によるスウィープ測定ができるので、反応終端領域までの非常に高感度なリアルタイム測定が可能
- 1chから最大8chまでの誘電計測センサによる多点測定が可能で、測定チャンネルは必要に応じて後から拡張が可能
- 使い易いCureview測定ソフトウェアで、各種測定パラメータ、データ収集、解析やプロットなどが簡単操作
- 用途に応じた多様な誘電計測センサやユーザーカスタムセンサも利用も可能
LTF-631シリーズ(高速キュアモニター)
LTF-631モデルは、主に数秒から数分間程度の高速反応の各種樹脂材料の反応プロセス・粘度・硬化挙動の解析に有効です。熱硬化、コンポジット、塗料やコーティングや成形材料の研究開発から品質保証、生産プロセスで利用されています。
- 最大4chまでの多点同時計測ができる高速キュアモニター
- 金型内での樹脂の流動性、粘度変化、硬化度の評価も容易。速硬化樹脂、コンポジット、SMC/BMC/封止材料やUVキュア等に利用
- 金型成形では樹脂圧力センサや樹脂温度センサも併用してデータ収集が可能
LT-439 誘電計測チャンネル
LT-439誘電チャンネルは低価格・小型省スペースのキュアモニターで、ラボや生産現場にも導入し易い機種モデルです。材料開発、品質管理から生産現場で適用することができ、RS485シリアル通信で最大50-60か所以上でのネットワーク構築も可能。 オプションのCureviewプログラムによるデータ収集・解析も容易で、多様な誘電計測センサも利用できます。
〈オプション〉TP-250™ 卓上プログラマブルプレスとパラレルプレート試験治具
エアーで開閉でき、液状樹脂から各種成形材料(FRP/CFRP等)まで簡便な樹脂硬化挙動試験の環境を提供します。誘電硬化モニターと一緒に同期させて温度プログラム制御ができるので多様なプロセス条件のシミュレーションが容易にできます。
製品仕様
LT451シリーズ (汎用キュアモニタリングシステム)
励起周波数 | 0.001~100KHz(複数任意設定可能) |
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測定チャンネル | 1~8ch |
寸法、重量 | 43.2(W)×40.6(D)×13.3cm(H)、約7.5㎏ |
電源 | 100-240VAC、50/60Hz、4A (max) |
インターフェース | シリアル/USB接続 |
プロセスモニタリング用オプション (オートクレーブ、プレス等) | |
その他カスタム仕様にも対応 |
LTF631シリーズ (高速キュアモニタリングシステム)
励起周波数 | 標準10Hz、100Hz、1KHz、10KHz(その他追加オプション) |
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測定チャンネル | 1~4ch |
測定間隔 | 最速50msec毎~(ユーザー指定) |
寸法、重量 | 43.2(W)×40.6(D)×8.3cm(H)、約7.5㎏ |
電源 | 100-240VAC、50/60Hz、4A(max) |
インターフェース | シリアル/USB接続 |
圧力センサ(キスラーセンサインターフェース、熱電対入力可能) |